学生と企業の意識の違い
はじめに
エントリーシートについての説明を続ける前に、みなさんに心得て欲しいことがあったため、今回はそちらを書かせていただきます。
理解していて損はないことなので、ぜひ読んでみてください。
企業と学生のギャップ
企業が採用を行う際に重視する項目と、学生が企業にアピールしたいと思う項目のギャップについてです。
https://data.recruitcareer.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/7e982c5ee8cb6959e126246905906e96.pdf
これは、リクルートの「就職白書」が発表しているものです。
グラフで上位3つを比べてみると、
「企業」→人柄/企業に対する熱意/今後の可能性
「学生」→アルバイト経験/人柄/クラブ・サークル
とギャップがとてもあります。
学生は、自分自身が頑張って取り組んだことや、成果を上げたことをアピールしたいと考えていますが、企業は自分の会社に合うか、活躍してくれるかということを知りたいということです。
また、少し古いものではありますが、こんな資料も出ています。
大学生の「社会人観」の把握と「社会人基礎力」の認知度向上実証に関する調査(経済産業省/2010年)
これを見てわかることは、
学生は、マナーや知識・スキルが足りていないと感じているが、企業側からすると、後から身につけることができるため、そこは重視していないと考えられています。
しかし、粘り強さやチームワーク力、主体性、コミュニュケーション力に関しては、すぐに身につくものではなく、今までのキャリアから形成されるものであるため企業は重視しているように思います。
社会人基礎力
次に、先ほどの資料に出てきた、「社会人基礎力」について説明します。
これは、経済産業省が提唱しているもので、職場や地域社会などで仕事をして行く上で重要となる基礎的な能力(3つの能力、12の能力要素)を指します。
詳しい内容は、下記の図を見ていただきたいです。
これらに関しては、企業もとても重視して見ています。
なので、これを意識して自分をアピールすることが大切になってきます。
しかし、企業が重視して見ているからといって、この12の能力要素のうち「自分の強みがどれかわからない」という人もいるかと思います。
そのような学生さんは、【オファー型就活アプリOfferBox 】
こちらに登録して、『AnalyzeU+』という適性診断を受けると、自分の強みが何か、すぐにわかりますので、ぜひ活用してみてください。
まとめ
学生の皆さんは、自分のことをアピールすることを重視して考えてしまう傾向があります。
しかし、企業が自分たちから聞きたいことは何なのか、しっかりと理解しましょう。
そうすることで、目的が明確になり、効率的に自己分析やエントリーシートの作成などできる様になると思います。