自己PR[ES]
はじめに
前に、3大項目の「学生時代力を入れたこと」について書かせていただいたので、今回は「自己PR」について書きたいと思います。
自己PRが必要な理由は、“社会で活躍できる人材であるか”を見極めるためです。
そこで、「自分の良さに気付いてもらうためのアピール」「自分を表現すること」が必要になります。
何を、どのようにアピールしたら良いか以下で説明します。
自己PRで伝えるべきこと
まず、企業に伝えるべき5つの強みというものがあります。
1.個人として努力し、成果を上げることができる
2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる
3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
4.価値観や立場の異なる人と協力して、成果を上げることができる
5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
これを、前回のブログでお話しした“「社会人基礎力」の12の能力要素”に振り分けると以下のようになります。
3つの能力分けは、
オレンジ→前に踏み出す力、黄色→考え抜く力、水色→チームで働く力です。
OfferBox の『AnalyzeU+』の適性診断の結果と、上記の「企業に伝えるべき強み」を参考にして、自分の経験から強みを伝えると良いと思います。
しかし、このまま「私の強みは〇〇力です。」というように単純に書くのではなく、それを細分化した言い方(例:コミュニケーション能力→相手の本音を引き出す力、相手の懐に飛び込んで人間関係を作ることができる等)をすると良いです。
そうすることで、他学生との差別化を図ることができ、自己分析がしっかりできているという評価に繋がりやすいです。
自己PRの書き方
今度は、自己PRの書き方の流れを紹介します。
今回は、2つの書き方を紹介します。
1つ目は、1つの内容について書く方法
①自分の強み
・どのような強みを持っているのか
②活動内容
・実際のエピソードを書く(いつ頃の、どのような活動か。)
③活動の中での課題/目標
・そこでどのような課題があったか。どのような目標を立てたか(組織として+個人)。
④目的・決意
・課題/目標に対して、何をしないといけないと考えたのか。
⑤主体的な行動
・その中でぶつかった壁や困難だったこと
・それをどのように乗り越えたのか
⑥結果・成果
・結果としてどうなったのか
⑦まとめ
・社会人になって、この経験をどう活かすか、どう貢献するか
もう1つの書き方は、3つのエピソードを書く方法
①自分の強み
・どのような強みを持っているのか
②エピソード1
・活動内容/強みを生かして何を行ったか/結果(※簡潔に)
③エピソード2
・活動内容/強みを生かして何を行ったか/結果(※簡潔に)
④エピソード3
・活動内容/強みを生かして何を行ったか/結果(※簡潔に)
⑤まとめ
・強みは何か再度伝える
・強みや経験を活かして、どうしていきたいか
この2パターンがあります。
・1つのエピソードについて書く
内容を濃く書くことができるため、相手に伝わりやすい文章になる。
1つのエピソードだけで語るため、ほかの場面でどれくらい実践できているのか相手に分かられない。
・3つのエピソードを書く
1つのエピソードを書くよりも、1つひとつの内容が薄くなる。
しかし、再現性があるという評価をもらえる。
ということで、どちらにもメリット・デメリットがあります。
そこで、私が実践していた方法をお伝えします。
私は、エントリーシートに書くときは、1つのエピソードについて書いていました。
理由としては、エントリーシートは選考の一部であり、その内容で合否が出されてしまうものであるため、具体的に相手にイメージしてもらうことが大切であると考えていたからです。
そして、履歴書に書く時には、3つのエピソードについて書いていました。
理由は、履歴書は面接の際に直接持っていく企業が大半であり、それを元に面接を行うため、面接でしっかりと語れるように準備をしておけば、相手に具体的に伝えることができるからです。(面接で質問してもらえる内容を自分から作るということも、1つの策です。)
また、履歴書は書くスペースが限られているため、1つのエピソードを具体的に伝えることが難しいと感じたからです。
これは、私が自分なりに考え行っていた方法で、「この方法が絶対良いよ。」ということではないので、参考程度に考えていただければと思います。
まとめ
「企業に伝えるべき5つの強み」と「社会人基礎力」については、自己PRを書くうえで参考になると思うので、意識してみてください。
自己PRの書き方は、1つのエピソードでなければいけないわけでも、複数のエピソードがないといけないわけでもありません。
周囲にとらわれず、自分をうまく伝えられる方法で書いてみてください。